GINZA WASHINGTON 銀座本店B2F
サフィールノワール クレム1925 のご紹介
皆様こんにちは、銀座本店B2シューリペアショップでございます。
2025年の大阪万博開催が決定いたしましたね。
東京オリンピックに続くビッグイベントなので、盛り上がってほしいですね。
本日は、万国博覧会繋がりで、サフィールノワールシリーズのクレム1925を
ご紹介いたします。
見た目は、少しおしゃれな、靴クリームなのですが、これの何が万博繋がりかと言いますと、
商品名のクレム1925と言うのは、1925年のパリ博覧会でサフィールのクリームが金賞を取った事に
由来します。クリームではなく、クレムと言うところが、いかにもフランスっぽいでしょ?
容器も、なにやら化粧品のような入れ物で、見た目から楽しめるクリームですね。
靴クリームとしては、見た目よりも中身が問題かもしれませんが、この中身が一般的な靴クリームとは
一線を画します。
ちょっとピンぼけで申し訳ありませんが、種類の所を見てください。
一般的に、靴のお手入れでお勧めされるのが、水と油分を混ぜ合わせた、
乳化性と言うクリームがお勧めされる事がほとんどなのですが、こちらは油性つまり、
水を使っていないのです。
水を使っていなくても、しっとり艶々な仕上がりになるクリームで、その信頼性は、
欧米の有名ブランドが、お手入れ用に指定してくる事が多い事からも、わかりますね。
蓋を開けますと、独特な甘いにおいがします。これは蜜蠟と言って、蜂の巣から取れる
蝋を使っている為で、ほんのり蜂蜜のような甘いにおいです。
特殊な色もラインナップに入っていて、左の色はエルメスレッドと言う色です。
商品の名前にエルメスの名前が使えると言うのは、そうそう無い事ですごい事なんですよ。
(私の世代のガンプラ好きなら、心当たりがあるでしょう?)
右は、写真では黒に見えますが、ダークグリーンです。
さて、実際使ってみた感じなのですが、水分の多いサラサラ系の靴クリームと比べると、
かなり、革の表面にしっかりとのるような感じで、色も艶もしっかりと出る重厚な感じです。
サラサラ系ですと、たしかにキレイにはなるのですが、革の表面にのっているのかどうか
分かりにくいのですが、サフィールはしっかりとのっているのが、実感でき満足感が強いです。
小キズを隠すような効果も強いようです。
注意する点は、水分が含まれないので、革の種類によっては、たまに水分の多い、
デリケートクリームを併用された方が良いのと、油分を吸うと革の色が濃くなりやすいので、
明るい色の靴は要注意です。
蜜蝋や、化粧品にも使われるシアバターなど高級材料を使用した、
ちょっとリッチな靴クリームです。お気に入りの靴にお一ついかがでしょうか?
1個¥2160と、ややお高めですが、内容量が75ミリリットルと多めですし、
どんどん乾いてしまう水分系のクリームとちがい、油分中心のこのクリームは
なかなか、劣化せず長持ちしますので、決して高くはないと思いますよ。
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